2021年の聞かれるべき音源4作
あけましておめでとうございます。2021年中に書きたかった内容ですが、年を越して2022年に綴ります。
2021年のベスト音源紹介はあらゆる媒体でアップされてますが、まだまだ触れられていない音源があると思ったので、国内外の4作に限り書いてみます。
- 1.RHYDA&snuc - FOODOO
- 2.EL MICHELS AFFIR MEETS LIAM BAILEY - EKUNDAYO INVERSIONS
- 3.Equiknoxx - Basic Tools (Mixtape)
- 4.K, Le Maestro - WHIP MUSIC
- まとめ
1.RHYDA&snuc - FOODOO
吉祥寺をベースに 、ステージの端から端までエネルギッシュに駆け回るライブを行うMC・RHYDA。今作はDJ・トラックメーカーのsnucが作るトラック上で、Acid Punk Tropical Bassなアルバムを完成させました。
個人的には夏場に繰り返し聞いたアルバムで、アマピアノなどの現行アフロミュージックの影響もあるかと感じました。
この手のダンスミュージックに上手く乗せるラップって、鎮座ドープネス氏よろしくラッパー本人も色々聞いていないと出来ないと思うので、その時点で他の作品とも差異があるかと。フロアで聴きたい音源すね!
2.EL MICHELS AFFIR MEETS LIAM BAILEY - EKUNDAYO INVERSIONS
2020年に発表されたUK出身のソウルフルレゲエシンガー・LIAM BAILYのアルバム(友達の車で何度もリピートしました) 収録曲に、The RootsのBlack Thoughtと昨年亡くなったLee 'scratch' Perry御大を加えたシングル曲+アルバムリリース元のバンド・El Michels Affairとの新曲を加えた力作。
彼らしか出せない、ソウルフルかつレイドバックしたトラックに、LIAMの柔らかいボーカルが乗ります。
昨年もBobby OrozaやLady Wray(元Nicole Wray)などの話題作をリリースしたBig Crown Record 、今年も楽しませてくれそうです。
3.Equiknoxx - Basic Tools (Mixtape)
ここ数年レゲエ〜テクノ界隈で注目されている、ダンスホールレゲエのリディム(インスト)。今作は本場ジャマイカのクルーによるDJツール音源として、トラップとドリルミュージックのエッセンスも加わった現行リディムを楽しめます。彼らは日本の太鼓集団「鼓童」などとのコラボも面白かったです。
余談ですが、7インチをプレイするヒップホップDJ界隈でも、ラヴァーズやダンスホールレゲエをプレイする人が増えています。自分もその1人ですが、ネットで調べても欲しい情報が少なく、専門店でもなかなかレコードが入手できないのもあって、様々な意味でハードルが高いジャンルだな〜なんて感じています。
4.K, Le Maestro - WHIP MUSIC
ドイツから欧米〜米国の良質な音源を発表しているJAKARTA RECORD。自分は10年程度追っていてMIX CDにもまとめたりしたのですが、近年はドイツのヒップホップなどを多くリリースしていて、イマイチ触手が伸びませんでした。
しかし。ここ数年欧米のビートシーンで印象的な作品を出していたロンドン出身のK, Le Maestroがフルアルバムを出すとのことで期待していたら、G-FUNKを端正にしたようなインストと歌モノをまとめた、幅広い層に好まれる作品になっていました!
ジャケのコーディネートと車のチョイスも完璧ですね。アナログを買うと、ジャケを元にしたポスターが付属します。
まとめ
駆け足で書いていきましたが、UFO FEVやCONWAYなどのUS現行アンダーグラウンドラップや、UKガレージ〜テクノのJoy Orbisonなんかも印象的でした。
2022年も国内外ラップを中心に、様々な音楽をつまんでみたいと思います。
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